「先生、 おれ 先生のこと、きらいでした。」
「だから おれ、嫌われる先生になりたいと思います。」
日本酒のCMで、クラス会らしい雰囲気のなかで
恩師と酒を酌み交わしながら、男性が言うセリフですが
逆説的で、なるほどねと頷いちゃうんだよね。
でも、
<嫌いな先生>
すぐに説教を垂れる、雰囲気がこわい、いちいちうるさい
気持ちを分かってくれない……
で、<こんな先生は>
無視される、口では素直に「ハイ」と言っておく
クラス会なんかには呼ばれない
と、なってしまうんだよね。
先生だって、無闇にストレス発散のために怒鳴り散らす
わけではなく、
教え子のためを思っての指導なんだよね。
そう、 その子どもの将来のために
今、その子の心にスイッチをしかけておく
長い時が過ぎて、何かのきっかけで そのスイッチがはいる
『あー、あの時 先生が 言っていたのは、このこと
だったのか…』
他人からひどい目にあったとき
結婚したとき
子どもの親になったとき
一生 スイッチが 入らない人だっているんだよね。
…あなたは 教師のことを 良く言いすぎでは
との批判もあるでしょう。
確かに、誰が見ても聞いても 理不尽な指導をする先生も
いるよね。
教師にも、当たりハズレがあるのも事実。
わたしは、教職にあるものは
みんなひっくるめて、期待値が100%に近くなるべきと
考えます。
学校時代は、親といっしょに過ごす時間よりも
教師と過ごす時間のほうが長いという子どもたちが
たくさんいるのでは。
その分、子どもの性格や学力に与える影響は計り知れない。
教職にあるものは、1年ごとのつき合いではなく
その子どもの将来を背負っているのだという自覚を持ち
責任の重さに向かい合っていくべきと考えるのです。
CMの恩師は、それを分かっていて そして、教え子は
恩師のセットしたスイッチが働いた
実に 幸運な出会いだったのではと思うのです。